外反母趾の間違った対策について解説
「外反母趾」(がいはんぼし)
よろずや接骨院に来院されている患者様のご相談の中にも多くある症状です。
当院に来院されている患者様の他にも多くの方がこの外反母趾で悩まれています。
悩んでいる方ほど、様々な方法で外反母趾の改善方法について調べているものです。
YouTube、Googleなどで検索して調べる方もいらっしゃいます。
また、本などを購入して改善方法を見つけ出そうとされる方もいらっしゃいます。
他にもいろんな物を用いて、外反母趾を改善する方法を模索することも多いです。
ですが、症状の改善や緩和のために行っている行動が、むしろ悪化させる方法であることも多いです。
そこで今回は外反母趾の対策について書いていきます。
目次
外反母趾とはどのような状態なのか
今回の話をする上で、外反母趾がどのような状態であるのかは、必ず知っていただきたい部分になります。
これを知らないと、間違った対策をし続けてしまい、症状が悪化しかねません。
外見の問題
まずはよくある外反母趾を見てみましょう。
上の画像が外反母趾のイメージになります。
足の向きに対して、親指の指先が外側(小指側)に向いてしまっています。
同時に、親指の付け根が大きく内側に出っ張っています。
この、親指(母趾)が外側を向いている状態を外反母趾といいます。
下にある親指の向きが外反していない画像と比較してみると違いが分かりますね。
では、外反母趾の状態がパッと見ただけで判断できるようになったところで、次に行きます。
今度は外反母趾の時は骨の形がどうなっているのかです。
正直、パッと見での外反母趾のイメージよりも、この骨の形がどうなっているのかの方が重要です。
外反母趾の骨の形
さて、ここが今回の記事の中で一番重要な部分です。
ここさえ読んでもらえたら、私はもう満足ですので読み終えていただいても構いません!!
・・・嘘です。
最後まで読んでください。
と、まあ冗談はさておき。
下の画像を見てください。
今からお伝えする上で、この2つの骨の名前が連発します。
名前を覚えろとは言いません。
ですが、この2つの位置関係だけ覚えておいてください。
とにかく重要なのは、「中足骨が足の根本の方にある」ということです。
この画像では
右側の図がどちらかというと正常。
左側の図が外反母趾の画像となっています。
左側の図の方に角度のマークがついているかと思います。
この角度がどれだけ大きいかによって外反母趾の重症度が変わってきます。
これは角度は中足骨の軸と基節骨の軸に直線を引いた時の線のズレを表しています。
つまり、末節骨が外側(小指側)に大きく傾くことによって外反母趾となります。
同時に、中足骨が内側に開くことによっても外反母趾となります。
中足骨と基節骨の軸が重要
少し伝わりづらいかもしれませんので、最近皆さんによく褒めていただく私の絵を使って説明していきます。
まずは通常の状態から見てみましょう。
親指の中足骨と基節骨の軸は同じ(ように書いたつもり)です。
次にある2枚の画像はどちらも外反母趾として見える状態です。
(厳密に言うと少し違う部分もあるのですが、今回は皆さんに少しでも伝わればそれでいいと思っているので許してください。)
厳密に言うと他にも様々な部分が関与して外反母趾になっていくわけですが、外反母趾という状態はこれだけで完成してしまうのです。
外反母趾を悪化させる方法
ざっくりと外反母趾について理解していただけたかと思うのですが、ここからはよくある外反母趾対策の中でも、『むしろ外反母趾を悪化させてしまう』対策法をお伝えします。
つまり、今からお伝えする内容のことは真似しないようにしてください。
仮に、すでにこの方法を試している方は今すぐやめるようにしてください。
親指と人差し指の間を広げる
親指が外側(小指側)を向いている。だから親指を内側に向けるために、親指と人差し指の間に何かを挟んだり、手の指を突っ込んでみたりする人も多いです。
しかし、この方法は改善どころか外反母趾を悪化させかねません。
なぜか。
先ほど説明した外反母趾の条件は中足骨と基節骨の軸がずれることです。
これに対して、指の間を広げて軸をそろえようとすることの何が間違いなのか?
そもそもですが、重要と説明した部分があります。
『中足骨は基節骨よりも足の根元の方にある』
『外反母趾の条件の1つは中足骨が内側に開くこと』
これだけ聞くと分かりづらいかもしれません。
ですが、少し想像してみてほしいです。
連結している骨のうち、先端の方にあるものの方向を無理やり変える。
こうすることで、根元の方にある骨も同じ方向に向いてしまうイメージはできますか?
足の指の間を広げることで、根元の骨である中足骨が内側に開いてしまい、結果的に外反母趾の角度が大きくなってしまう形になります。
足の指でグーパーする
「指を毎日グーパー動かしてるんです!」
私たちが外反母趾で悩まれている方から言われることです。
もちろんご自身でたくさん調べられたりもしたでしょうし、やった方がいいと書いてある記事もあります。
なので、その努力を否定することはしません。
しかしながら、外反母趾がすでに起こっている状態でただ足の指をグーパーするだけですと、悪化する可能性があることも否定できません。
外反母趾がすでに起きている時点で、中足骨と基節骨の骨の軸がずれている状態です。
その状態でのグーパーは、身体としては異常な関節の動きとなります。
それが引き金となり、より変形が悪化することもあることを覚えておいてください。
このように単にネットなどで言われているからというだけで、安易に色んな方法を試すことが必ずしも良い行動とは言えません。
まずは、近くの医療機関などに相談するなどの対応をしてみてください。
それでも自分でなんとかしたいという方は、まずは今回お伝えした外反母趾の悪化する過程を頭に入れて過ごしてみてください。
その上でネットを見てやってもよさそうなものやよくなさそうなものを判断できるようになっていただけると幸いです。
外反母趾改善のために
今回お伝えした外反母趾の要因は、中足骨と基節骨の軸についてしか触れていません。
ですが、片足だけでも骨は26個あります。
それぞれの骨の向き、関節の柔軟性、筋肉の硬さなど様々な原因が絡み合って外反母趾となります。
よろずや接骨院では、患者様の1人1人の症状にあわせた施術をするために、検査やカウンセリングを特に重要視しております。
中足骨や基節骨の軸についてはもちろんですが、外反母趾を引き起こすきっかけとなってしまっている原因を明確にするために、徹底的に検査して、明らかになった原因にアプローチしていきます。
加えて、足専門の医師が実際に処方もしていて、当院に外反母趾の症状で来院されている方も実際に使用されているインソールもお試しいただけます。
検査やカウンセリングをしたうえで、詳細な検査が必要な可能性があれば提携している整形外科や病院を紹介させていただきます。
外反母趾の症状に悩まされている方は気軽にご相談ください。
また、他にもつらい症状があるなら1人で抱え込まないでください。
気軽に私たちに聞かせてください。
私たちよろずや接骨院は、あなたの症状を改善するために全力です。
今回の内容で気になることや、不安などありましたら、「こちら」のお電話か、「LINE」から気軽にお問い合わせください。
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