ギックリ腰になった時の自力での治し方を解説

ギックリ腰は急にやってきます。
それこそ今この記事を見ているあなたがそうなのかもしれません。

今、ギックリ腰になっている人。
今はギックリ腰になっていない人。

皆さんに起こりえる症状になりますので、なってしまった時はこの記事に書いてある方法を試してみてください。
最初に書いておきますが、ギックリ腰になったら近くの医療機関に行くことが1番大事です。
ですが、どうしても行けない場合があると思います。
今回はそんな時を想定して、自分でできる限りの対処法をお伝えしていきます。

ギックリ腰になった時にした方がいいこと

痛みが出たら最初は冷やすことに徹する

最初はとにかく痛い所を冷やすようにしてください。
冷やすものはできれば氷がいいですが、冷湿布や保冷材でも代用可能です。

氷がいい理由
・患部(痛い所)が冷えやすい
・凍傷が起きづらい

特に保冷材はとても冷たく、凍傷が起きやすいのでタオルなどでくるむなどの対応が必要になりますので注意してください。

氷でアイシングをする
最初の3日を過ぎたら無理のない範囲で日常生活に戻ること

ギックリ腰は痛いです。
動けないです。
もちろんそれは分かっています。

ですが最初の3日を過ぎたあたりからは、動いていたほうが回復が早いです。
辛いことも多いとは思いますが、無理のない範囲で動くようにしてみてください。

腰痛が治り日常生活に戻る女性
水分をしっかりとる

ギックリ腰に限らない話なのですが、水はとても大事です。
痛んだ部分を回復させるには栄養が必要になったりします。
その栄養を全身に巡らせているのは血液です。
血液の主成分は水です。

なんとなく言いたいことは伝わりましたか?
つまり、水分を取らないと全身に栄養を運ぶ血液の流れが悪くなるんです。

もちろん、理由はそれだけではありませんが、水分が必要なことに変わりはありません。
しっかりと飲むようにしてください。

水分補給をする男性

ギックリ腰になった時にしてはならないこと

ギックリ腰になった時にした方がいいことを調べると、

「病院に行ってください」
「精密検査を受けた方がいい」
「安静にしてください」

他にもたくさんの情報が出てくると思います。
した方がいいことはたくさん書いてあります。
ですが、「してはいけないこと」について書いてある記事をあまり見かけませんでした。

なので、今回はしない方がいいことについても書いていきます。

腰を冷やし続けるのはやめてください

腰を冷やすようにするのは、急に痛みが出てから2~3日の間だけです。

それ以降はむしろ温めた方がいいです。

しかし、最初の2~3日はなぜ温めてはいけないのか。

ギックリ腰に限らず、急な痛みが現れた時は身体の中で「炎症反応」というものが起きます。
読んで字のごとく、
のように熱くなる状が出る身体の反応で、炎症反応です。

この炎症反応は5日程度続きます。
特に最初の3日までは患部(痛めているところ)が温かく熱を持っている状況が続くことがほとんどです。
そんな状態で温めてしまうと、炎症反応がより強くなり、痛みも強くしてしまう可能性があります。

最初の2~3日はお風呂(湯船につかること)や、毛布や布団にくるまって体温を上げやすくする状況を回避するようにしてください。
冬は気温が低く、自分の身体を温めないと寒さをしのぐのは難しい場合もあります。
そんな時は無理のない範囲で行ってください。

身体を温めるために湯船に浸かる女性
飲酒はやめてください

お酒飲みたいですよね。
すごくよく分かります。

しかも、痛みが出ていることもあって動けない。
そんな時はアルコールで痛覚が麻痺するんじゃないか?
って思う気持ちも分かります。
(実際にそういった患者さんもいました)

ですが、やめてください。
飲酒は炎症反応を強めます。
むしろ症状が悪化し、症状が長引くことにもつながります。

毎日飲むことを楽しみにしている方もいらっしゃるかと思います。
それでも、あなたの症状を早く治すために少し我慢してください。

ギックリ腰を早く改善するためにする禁酒のマーク
安静にし続けないでください

最初の2~3日の間は安静にする必要があります。
それは炎症反応を抑えるために重要なことだからです。

ですが、炎症反応が収まってきているのであれば少しずつでも動いた方が回復が早いです。
もちろん安静にしていても治ります。
治るのですが、少しずつ無理のない範囲で動いている方が回復が早いことを忘れないでください。

ギックリ腰になりベッドで安静にしていたことをやめた女性

可能であれば医療機関を受診してください

最後の最後に自力で治す方法ではないことを書きます。
ですが、本当にこれが大事なんです。

自分で痛みを改善するには限界があります。
また、人によってギックリ腰の原因や症状も様々です。
人に合わせて治療法や改善法を変えて提案、治療してくれるのが医療機関です。
できるのであれば医療機関にかかってみてください。

痛みが強すぎて動けない・・・
そんなに強い症状の方は救急車を呼んでもかまいません。
そんなつらい状態で我慢をする方がよくないです。

ギックリ腰の他にも、つらい症状があるなら1人であまり抱え込まないでください。
そして、気軽に私たちに聞かせてください。
私たちはあなたの症状を改善するために全力です。

今回の内容で気になることや、不安などありましたら、「こちら」のお電話か、「LINE」から気軽にお問い合わせください。
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